BLOG

ブログ

BLOG

2022/03/21 16:53


英語表記で共に「peony(ピオニー)」と呼ばれる花が芍薬と牡丹です。

見た目が似ているのですが芍薬は草の花で、細い幹に一つの花がすっと立って咲いています。

牡丹は木の花で、枝からいくつも花を咲かせます。

この様相から「立った姿は芍薬、座れば牡丹・・・」といった美人を形容することわざが生まれたと思われます。

共に属名も「paeonia(パエオニア)」といいギリシャ神話にも登場します。


「誰もが振り返るほど美しい妖精のパエオニア(ピオニー)。

アポロン神も世の男性同様、魅了されてしまいます。

その様子を見ていた女神アフロディーテは嫉妬し妖精パエオニア(ピオニー)を花に変えてしまいます。」

花になっても変わらず美しいことからそのままパエオニア(ピオニー)の名前が付けられ、花として生かされたことから「思いやり」という花言葉が付けられたそうです。


また、イギリスの古い民話にも妖精が登場するそうです。

「昔、神様がとても可愛がっていた恥ずかしがり屋の妖精が芍薬の花に隠れたところ、妖精と一緒に花も赤く染まってしまいました。」

英語圏では「blush like a peony」という言葉があり、「芍薬のように頬を赤く染める」という意味があるそうです。

そこから芍薬には「恥じらい」「はにかみ」「優しさ」「謙遜」などの控えめな可愛らしい花言葉が付けられたそうです。


左のピアスのピオニーには恥ずかしがり屋の妖精が隠れているのですが、羽が見えてしまってます。頭隠しておしり隠さず的な。。。(※妖精が隠れているのは左のピアスのみです)

そんなイギリスの古い民話を身につけていただいて、恥ずかしがり屋の妖精も一緒に外に連れ出していただければ幸いです。