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2022/06/13 16:30
スノードロップは春の訪れを告げる早春の花です。
寒さの厳しい冬、雪の中で春の到来を待っていることから和名では「待雪草(まつゆきそう)」とも呼ばれています。
スノードロップが咲き始めるということは、冬が終わり春がもうすぐということなんです。
スノードロップは旧約聖書にも登場します。
アダムとイヴが禁断の果実を食べたことで、神様から楽園を追放されてしまいます。
楽園の外界は冬であまりの寒さに二人が凍えていると、気の毒に思った天使が降りしきる雪を全てスノードロップの花に変えました。
そして「もうすぐ春が来るから、絶望しないように」と慰めたそうです。
この話からスノードロップの花言葉、「希望」「慰め」が生まれたと言われています。
またドイツに伝えられている伝承もあります。
「昔、雪は無色だったため、様々な花に色を分けてくれるように頼みましたがどの花にも断られました。
しかし、スノードロップだけが白色を分けてあげました。
雪は感謝を込めて、春一番に花を咲かせる栄光をスノードロップに与えました。」
スコットランドではスノードロップは「春を告げる花」として親しまれており、「新年になる前にスノードロップを見つけることができたら幸運が訪れる」と伝えられています。
イギリスでは聖母マリアの清めの祭日「聖燭節(せいしょくせつ)」にボウルいっぱいスノードロップを摘んで持ち帰ると、家が清められると伝えられています。
このように各国で春を告げる花「スノードロップ」を待ち焦がれている伝承が残されています。
この春を告げる花をアクセサリーにしようと思い、「雪がスノードロップに変わった」旧約聖書でのイメージを表現しようと考えました。
降り注いでいる雪が、最後にはスノードロップに変わっているイメージでデザインしました。
いかがでしょうか。